水口店:国道に魅せられて その4
みなさまこんにちは。水口店の吉村です。
気候もずいぶんと秋めいてまいりました。
季節の変わり目は車にとっても注意が必要です。
特にバッテリートラブルは常にレスキュー理由3位以内に入ってきており
ますので十分ご注意下さい。
今回は滋賀県内を走る国道についてご紹介します。
正式には三重側からスタートなのですが、
説明しやすい滋賀から案内をしていきます。
国道8号の友定町交差点(スバル近江八幡店前)から
東近江市(旧八日市市)・永源寺・鈴鹿山脈を越えて
三重の桑名市までの約71キロの道のりです。
別名「八風街道(はっぷうかいどう)」と呼ばれ、
また県境も「石榑峠(いしぐれとうげ)」という険しい道としても有名でした。
この峠は5年前のトンネル開通により本線ではなくなっております。
今回はこの峠に行ってみました。
写真は国道421号の旧永源寺町黄和田付近です。
右手にあるのが新しいトンネルでバイパスの役目を果たします。
約4.2キロあり、このトンネルにより所要時間が30分も
短縮できております。
が、今回はここを左折します。
旧道のスタートです。
ここは整備されていていいのですが、
県境までの道中はそれはもう険しいもので・・・
すれ違い困難場所や斜面の崩れにより
土砂が路面に流れ出ていたりと
県境までの約4キロは国道ではなく酷道(こくどう)です。
道路幅は変わらずですが、路面のメンテナンスが
現在されていませんので道中は荒廃していってます。
トンネル開通前のこの峠は道路マニアの方にとっては
非常に注目度の高い国道でした。
その理由がコチラ、じゃん!
県境は巨大なブロックが置かれており、幅が2メートルしかないのです。
ブロック間の鎖については三重県側の道が車両では不通のためです。
2メートルというと3ナンバー車がミラーをたたんで
ギリギリ通れる幅です。
昔に軽自動車で通りましたが、
コンクリートの威圧感がハンパありませんでした(汗)
「なぜにこんな巨大なブロックが?」と思いましたが、
おそらく道幅の制限で大型車通行不可の対応かと思われます。
現在は山歩きコース扱いになっております。
この峠自体はドライブルートとしてオススメはしませんが、
これからの季節、永源寺の紅葉が見ごろになってきます。
道沿いにも道の駅やお店、温泉、ダムがありますので
ぜひ国道421号をドライブしてみて下さい。
ではまた。