カースポット守山ブログピンキリ
こんにちは、カースポット守山の藤田です。
世間では新型コロナウィルス感染症の影響で、
各所に混乱が出てきていますね。
３月は一般的に、お車の登録が多い月でして、結果、
車検を迎えるお車も多くなります。
そこを鑑み、国土交通省から車検期日について
大切な発表がなされました。
令和２年２月２８日～令和２年３月３１日に車検の有効期間が満了するお車を、
令和２年４月３０日に有効期間を読み替えることが発表されました。
ただ、自賠責保険の延長は別途申請が必要であったり、
期限が切れてしまうこともありますので、十分にご注意ください。
早く終息してくれることを願っています。
さて、外に出るモチベーションが上がらない状況ですので、
先日の休みは、趣味である真空管アンプを触って遊んでおりました。
今回触っていたのは、整流管という真空管です。
こちらの300Ｂシングルアンプの場合、真空管は５本刺さっています。
一次増幅管、出力管、そして整流管です。
このアンプの場合、これが整流管です。
整流管は、コンセントから引っ張ってきた交流を、
直流に変換する役割をする真空管です。
アンプによってはシリコンダイオードで整流し、
整流管を使用しないものもあります。
この整流管ですが、詳しい理屈は分からないのですが、
交換すると何故か音質が大きく変わるんです。
使用できる整流管は、たとえソケットの形が合致しても、
アンプの設計に依存しますので、なんでも刺せるわけではありません。
このアンプの場合、5U4G、5R4GY、5AR4（GZ34）、
5U4GB、274B、GZ37などが使用できます。
また、製造されてから数十年を経過したビンテージ管、
最近製造された現行管など多種多様です。
真空管のお値段も、本当にピンキリで、今回は
アンプと出力管などを固定し、整流管の交換で
どのような音質の変化が起こるかを実験しました。
まずは、虎の子のWestern Electricの２７４Ｂです。
これを刺すと、どんな音楽を再生しても、
高域から低域までのまとまりが良くなり、
深みのある滑らかな音質になります。
ちょっとおとなしい感じになりますが、
整流管の最高峰と言われるだけのことがある真空管です。
シーメンスのＧＺ３４です。
ノコギリプレートと言われるプレートが特徴です。
松下のメタルベースの5AR4です。
現行管 中国製の5AR4です。
5AR4（GZ34）は非常に効率の良い真空管だそうで、
それぞれに特徴はありますが、総じて音のコントラストが上がり、
はっきりした音質になるように感じました。
整流管の基本？とも言えそうな5U4Gです。
この5U4Gは釣りフィラメントと呼ばれる構造をしており、
ビンテージとして少し値打ちがあるそうです。
陰影感を感じるというか、少し暗い音に感じました。
5U4Gと互換性があると言われている5R4GYも英国製、
アメリカ製などで音質的特徴があります。
他にもたくさん所有しており、いろいろ試してみたのですが、
そんな中、一番私の琴線に触れる真空管がこちらでした。
MullardのＧＺ３７です。
あまりに気に入りましたので、使用してるアンプ全部
ＧＺ３７を刺しています。
整流管は安いものと高いものとで、お値段に
１００倍くらいの差があります。
どれも問題なく音は出ますので、高価なものは
極端にコスパが悪いと思います。
こんなところにまで拘る必要性はないかもしれませんが、
休日の真空管いじりで楽しんでいたお話でした。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします。
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