中古の価値Ⅱ
こんにちは、カースポット守山の藤田です。
今日は早速、最新入荷のこちらのご紹介です。
平成28年式 インプレッサスポーツ 2.0i-Sアイサイト です。
評価点4.5点、距離2.9万キロ、車検整備付のお車です。
STI純正のエアロも装着されており、格好いいお車ですね。
ナビ、ETC、リヤカメラも装着されています。
ただ、写真のようにホイールに傷があります。
このようにお車の状態はそれぞれ違うのですが、
その分、お車のお値段をおさえて設定しています。
気にされない方や、他のホイールに交換予定の方にとっては
とてもお買い得です。
さて、こちらで何度かご案内している通り、
私の家の中にはスピーカーが溢れかえっている状況です。
なのに、先日、ネットオークションで
またまたスピーカーを手に入れてしまいました。
こちらはカナダのFOCUS AUDIOというメーカーの
MODEL68というスピーカーです。
25年ほど前に発売されたのですが、かなりマイナーなスピーカーで、
ご存じの方は相当なオーディオ好きだと思います。
10数年前にこのスピーカーの存在を知り、ずっと欲しいと
思っていたのですが、やっと念願が叶いました。
私は結構、スピーカーというかスピーカーユニットに
拘りがあるのですが、このスピーカーは、ツイーターに
デンマークのScanSpeak社製のものが採用されています。
ウーファーはドイツのETON社のものが採用されており、
評判のよさもあり、どんな音がするんだろうと思っておりました。
届いて、音出ししました所、普通に良い音で
鳴っているようだったのですが、なんとなく違和感を感じ、
インピーダンスを測定してみました。
公称8オームのスピーカーなのですが、4オーム程度の数値を示しています。
多少の誤差があるとしてもちょっと変な感じです。
ウーファーを外して測定しました。
明らかに低い数値を示していましたので、出品者に確認したところ、
「純正のウーファーが壊れたので、違うものに交換しました」とのこと。
そんなスピーカーが、一般的な中古品として出品されているのが
ネットオークションの怖い所です。
やりきれなさを感じながらも、なんとか満足できる状態にしなければなりません。
そんなわけで、同じETON社のウーファーを手に入れました。
もちろん8オームの製品です。
内部の吸音材も劣化してボロボロになっていましたので、
新しいものに交換し、新しいユニットを装着しました。
完成です。
インピーダンスも正常値に近い数値を示しており、一安心です。
肝心の音出しです。
スピーカーにはそれぞれ良さがあるとお伝えしておりましたが、
これは相当なレベルにあると思われます。
どんな音楽も、きれいでまとまりのあるように聴こえ、
音像といいますか、実体感のある感じです。
そしてひたすら柔らかく美しく響き渡り、
いつまでも聴いていたい衝動にかられます。
低音の量感だとか、低域の沈み込みだとか、
欲を言えば欲しいものもありますが、大満足な結果になりました。
ウーファーを純正以外に交換したこちらは、正当な中古品とは言えないと思います。
それでも、得られた満足感は、中古品として価格以上の価値を
有していると私は感じました。
中古の価値って、なかなか一言で語れるものではありません。
それでも中古車を扱うものとして、お客様に何をお伝えできるのか、
いつも考えていきたいと思います。
それでは今日はこの辺で失礼させていただきます。
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