中古の魅力Ⅲ
こんにちは、中古の魅力の飽くなき探求者、藤田です。
今日は、滅多に見かけることのない、凄まじい希少車が入荷してきました。
WRX STI tS TYPE RA NBR CHALLENGE PACKAGE
です。
平成25年に300台(内NBR CHALLENGE PACKAGEは200台)限定で
販売され、瞬く間に完売となった伝説の限定車です。
こちらのお車はオプションのRECARO製バケットシートとサイドエアバックは
装着されていないモデルですが、距離も少なく、程度も非常に良好です。
このお車は、サテンホワイト・パール、タンジェリンオレンジ・パール、
WRブルー・マイカの3色が展開されていました。正に希少車と言えると思います。
今でも絶版になったインプレッサWRX STIに強い思いを持ってくださっている
お客様は多く、発売当時、完売で購入できなかった方など、お探しの方に強く
お奨めいたします。
今となっては、新車で購入できないモデルに、強いこだわりや憧れを感じてくださるお客様は、結構たくさんいらっしゃるように思います。
先日も、当店に長野県から電車に乗って、当社在庫のBP型のレガシィを見に来て
くださったお客様がいらっしゃいました。
その方は、以前にBP型のレガシィを乗られていて、あの車が忘れられないと、
遠路はるばる来てくださってご成約いただきました。
スバル車を扱う者として、これ以上嬉しいことはありません。
余談ですが、私の所有しているこちらのスピーカーも、そのような思い入れの
あるものです。
これは昭和60年ごろ、Technicsから発売されました
SB-M3というモデルです。
当時私は中学生で、オーディオに特に興味を持っていたわけではありませんでした。
今も昔も、私は水口に住んでおりますが、音楽好きの友人に、当時、
水口高校前にあったレンタルレコード店に連れていかれたんです。
そこに置かれていたのがこのSB-M3で、もうカルチャーショックというか、
この世にこんな良い音が存在するんだと凄い衝撃を受けました。
その後、ミニコンポを手に入れたのもTechnics製でしたし、雑誌などを
読みふけって”あの音”を再現しようと努力しましたが、満足な結果は得られません
でした。
結局のところ、私は”あの音”を探し続けて今までオーディオの世界であがき続けているのかもしれません。
3年ほど前に、ネットオークションにこのスピーカーが出品されおりました。
レストアと言ってよいレベルまで整備されたこんなスピーカーは2度と手に入らないと思い、いくらまで上がっても構わない気持ちで入札いたしました(笑)。
幸い、ほどほどのお値段で手に入れることができました。
正直なところ、”あの音”を私のシステムで再現できている自身はありません。
私の記憶が、過去の美しい思い出として美化されているのかもしれません。
他人から見れば古臭い箱に見えるかもしれません。
それでも、このスピーカーを手に入れることができたということに、自分自身、
凄い意味があると思っております。
つたない文章ですが、中古の魅力のひとつに、今はもう売っていないけれど、
どうしても手に入れたいものが手に入るということがあると、お伝えできていれば
幸いです。
それでは今日はこの辺で失礼させていただきます。
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