今日は王様のお話です
こんにちは、カースポット守山の藤田です。
今日はいきなり真空管ネタです。
数ある真空管の中でも、人気といえばなんといっても300Bでしょう。
シングルでも家庭で使用するには十分な8W程度を取り出せること。
その透き通っていて、厚みのある芳醇な音質。
いかにも真空管と思わせるルックス。
どれもが王者の貫録です。
私も何台か300Bのアンプを所有していますが、今日はそのうちの1台を
ご紹介します。
これは名古屋にある有名ショップ、小坂井電子さんに特注
で製作していただいたものです。
トランス類だけでなく、コンデンサや抵抗などまでショップに送って
作っていただいた拘りの一品です。
これは今残っている部品ですが、ここまで拘ってオーダーしたことに加えて、
小坂井電子さんの手腕により素晴らしいアンプに仕上がりました。
内部構造です。
まさにプロの技という感じで、本当にありがとうございました。
この300Bという真空管は、現在も中国やロシアなどで生産されており、
安いものは1本1万円程度で購入できます。
それでも結構いい音がしますので、案外身近に使っていただける真空管なんですね。
ただ、本物と言われる300BはWestern Electric社製の300Bです。
映画が無音声から音ありに切り替わるような時代に映画館に大音声を
響かせていたのがWestern Electric社製の300Bで、2000年台前半まで
生産されていた伝説の真空管です。
他にも、
310Aや274Bなど数々の素晴らしい真空管を作っていた会社で、
機会があればご紹介したいと思います。
実はここでようやく本題なのですが、今日は滋賀県にある知る人ぞ知る
ヴィンテージオーディオショップ「音の市」さんをご紹介させていただきます。
ここでご紹介していいですか?とお聞きした所、快くご承諾いただき
ありがとうございます。
高島市にあるショップさんなのですが、そちらの倉庫兼試聴室には、
こんなとてつもないスピーカーが平然と音出しされています。
これはWestern Electric社製で、アメリカで実際に映画館で使われていた
ホーンスピーカーで、こんなものを置いてあるショップなんて日本中にも
そうはないと思います。
Western Electricをはじめ、ヴィンテージの真空管やスピーカーなど、
珍しいものが所狭しと置かれていますし、店長さんの知識も凄いので、
ご興味のある方はホームページを検索してみてください。
店長さんは英語ペラペラで、アメリカに買い付けに行かれたりして
珍しいものを仕入れてこられるので、このようなものが入荷してくるそうです。
じつは「音の市」の店長さんはずっとスバル車を乗り継いでいただいている
大切なお客様です。
私も堅田店にいたころに新車を購入していただいており、公私ともに
大変お世話になっております。
先日伺ったときに「藤田さん、パラゴン買っとく?」と、
展示してあったこちらのスピーカを勧められましたが、丁重にお断りさせて
いただきました(笑)
そのときはもう少し常識的な大きさのJBLのスピーカーを購入させて
いただきましたが、真空管などちょくちょく購入させていただいています。
ネットオークションなどと違い、品質や状態のよい、そして本物が手に入る
ショップさんです。
この仕事をしていたからお知り合いになれたご縁だと思いますし、これからも
大切にしていきたいと思いました。
今日も長文になってしまいました、お付き合いくださってありがとうございます。
それでは今日はこの辺で失礼させていただきます。
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