第3回 孤独な鉄道部 倉吉編<前編>
みなさんこんにちは♪
水口店セールスの藤原です。
さぁ、今回も始まりました孤独な鉄道部!
第3回目は、スーパーはくと号の終点となる「倉吉」編をお送りします!
実はコレが、この旅の一番の目的でもありました
アレ??今までの流れ的にスーパーはくとが目的なのでは??
と思われた皆さま!
もちろん乗って楽しむことも目的ではありましたが、それを思い立ったきっかけとなったのが、今回のテーマになります!
倉吉??鉄道??
ココで「ピン!」とこられた方!
さすがです!
そう!
今回のテーマは、「旧国鉄倉吉線廃線跡を巡る」ご紹介です。
メインだけあって、倉吉編は2回に分けてお送りしようと思います。
それでは皆様、少々お付き合いください
今回スーパーはくと号に乗って訪れた鳥取県倉吉市は、人口約45000人の県第3位の中核都市です。市内には、昔の街並みが残る「白壁土蔵群」や日本で唯一梨のテーマミュージアムである「鳥取二十世紀梨記念館」、近隣には日本有数のラジウム泉の温泉「三朝(みささ)温泉」があります。
旧国鉄倉吉線廃線跡はご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、数年前にテレビ番組で紹介されてから、その人気が全国区になり、鉄道ファンのみならず年間一万人以上の観光客がいらっしゃる人気観光スポットにもなっております。
ここで、国鉄倉吉線のご紹介を・・
国鉄倉吉線は、1912年(明治45年)、倉吉駅と市街地の打吹駅を結ぶ「倉吉軽便線」として開業したのが始まりです。
その後、岡山県まで結ぶ目的で1958年(昭和33年)にかけて延伸され、倉吉駅から山守駅までの約20キロが国鉄倉吉線として整備されました。
しかし、バスやマイカーの普及で岡山県への延伸は無くなり、利用客の低迷により1985年(昭和60年)3月31日をもって72年の歴史に幕を下ろしました。
廃線になってから今年で38年、、
今はどのようになっているのでしょう??
さあ、倉吉駅でスーパーはくと号を降りて、、
いざ!出発!
、、と駅前ロータリーに降りたら目の前に・・
7月上旬に行ったので、「七夕飾り」と「てるてる坊主」が綺麗に飾られてました
てるてる坊主とお別れし、最初に向かった先はこちら!
実際に走っていたSL「C11」が静態保存されている、「旧倉吉線鉄道記念館」へ。
ここは、明治時代に開業した旧打吹駅の跡地になります。
間近で見るとますます趣ありますねー
プレートを見ると、「昭和11年 川重(川崎重工業)」
このSLの横にあるのが、倉吉線鉄道記念館です。
ここには、倉吉線ゆかりのものや駅構内で貨物の入替に使われていたディーゼル機関車、当時の貴重な写真が数多く展示されています。
なんと、入場無料!?
係員の方もいない!?
午前9時から午後5時まで、誰でも自由に入れる資料館です。
この写真にあるさよなら列車のヘッドマークも現物が展示されていましたよ
他にも、地元の高校が甲子園に出場した際の応援ヘッドマークも!
時代と共にSLも姿を消し、1974年(昭和49年)4月には上の写真のように、SLさよなら運転が実施され現役を引退。
非電化路線の主流であった気動車による運行がメインになってきます。
富士重工業も1950年代から全国の国鉄路線への気動車の生産をスタートし、国鉄時代だけで、のべ1800両以上を生産しておりました。
もしかしたら、ここに写っている車両もそうかもしれませんね
この写真を見ていたら、幼少時代に乗ったこの型の気動車を思い出しました
幼稚園をズル休みして、今は亡き祖父と当時の「急行たかやま号」に乗った記憶・・
そんな感傷に浸りつつ・・
実はこの廃線跡は、市街地の区間は現在遊歩道や公園になっていて、市民の方の憩いの場所に生まれ変わっています。
駅のホームや線路の一部がそのまま公園の中に保存されていたりと、生活の中にとけ込んでいる印象です。
この記念館の場所も、広々とした公園になっております。
ここはぜひ訪れていただきたい場所です
市街地を抜けると、のどかな田畑の中を進んでいきます。
途中には、線路跡の遊歩道・サイクリングロード沿いに桜の木が3.9キロにもわたって植えられており、春には桜が綺麗に咲き誇る区間もあります。
春にもぜひ行ってみたいですね!
さらに、途中駅の跡地を利用して、休憩スペースとしてサイクルステーションも設けられています。
風を感じながら廃線跡を巡っていくのも、また気持ちいいかもしれないですね!
サイクリストで、グルメ部部長山本セールスにも教えてあげないと!!(笑)
さらに進み今回の目的地、「旧 泰久寺(たいきゅうじ)駅」へと向かいます。
そこへ行くには、手前の観光協会の無料駐車場に車を止めて、そこからは徒歩!?にて向かいます。
さあ、ここからは約一キロの道のりを徒歩で巡っていきますよ!!
残念ながら、OPENは金曜から日曜・祝日の午前10時から16時30分ということで、あえなく閉館中(12月から2月までは完全休館されているそうです。)
めげずに、
横の通路から盛り土の上にある線路へと階段を上っていくと、
看板が見えてきました!!
さあ、ここからが本番です!!
真夏の太陽をサンサンと浴びながら、目指す目的地へ!
と、今回はここまで!
次回、倉吉編<後編>にて「日本一美しい」と言われる廃線跡へと向かいます。
お楽しみに!!