第2回 孤独な鉄道部 智頭急行編
こんにちは!水口店セールスの藤原です。
みなさま、第1回の「孤独な鉄道部」
ご覧いただけましたでしょうか??
「見たよ!」とお声かけ下さったお客様、本当にありがとうございます!(泣)
すごく励みになります
今回は、第2回として前回「特急 スーパーはくと」車両紹介に引き続き、その旅路の紹介と鉄道会社智頭急行編をお送りします!
さあ!3時間半の旅が始まりますよ~^^/
まずは京都を出発し大阪をこえてしばらくすると見えてくるのが・・
明石海峡大橋!
天気が良ければキレイに見えますよ
そして、兵庫県と岡山県との県境に近い「上郡駅」
ここから、スーパーはくとの所属鉄道会社「智頭急行」線へ入っていきます!
ちょっとここで智頭急行のご紹介を・・
智頭急行線は当初国鉄が山陰地方へのアクセス向上に向けて、短絡線として建設が進んでいましたが、国鉄が赤字の為途中で建設中止に・・
地元の建設要望に応えるため、兵庫県(H)・岡山県(O)・鳥取県(T)の3県が出資し、「智頭急行」という会社を設立し、今に至ります。
今では、山陰アクセスには欠かせない重要路線です。
そして、その智頭急行が総力を挙げて開発した当時最新の技術を投入して製作したのが、この「スーパーはくと」なのです
ちょっとマニアックなお話ですが、この車両の型式は
「HOT7000」系
というのですが、そのアルファベットは、設立3県の頭文字をとったものです
7000系の由来は、1車両当たり350馬力ディーゼルエンジンをなんと2機も搭載しており、1車両当たり700馬力もの推進力でかっ飛ばしていきます!通常5両編成の為、1編成あたり3500馬力!
これにより、アップダウン激しい区間も力強い加速と共に駆け抜けていきます!
上郡駅から智頭急行線を走る事、約20分。
ここで一旦岡山県に入り、車両基地のある大原駅へ。
ここに写る智頭急行線の普通列車用の車両も実は、富士重工製!!
最高時速110キロを誇る高性能車両なんです。
大原車両基地は、特急以外で使用されている智頭急行車両が勢ぞろいしているので、ある意味スバルの聖地!?
さあ、大原駅を過ぎてしばらくするとあっという間にJR線との接続駅「智頭駅」に到着します。
スーパーはくとに乗っていると、智頭急行線内の走行は約40分ほどしかないんです。
山間部を走行するので、もちろんカーブの連続する区間もあります。
そんなカーブも、この車両に搭載されてる
「制御機能付振り子装置」
によって、大幅に減速することなく速いスピードで走れるんです
制御機能付!?なにそれ・・?という方へ。
これは、あらかじめカーブ区間手前にセンサーが設置されており、それを車両が感知すると車体が自動的に傾斜し、制限速度プラス30キロのスピードで走れるというハイテク装置です。
約6割がトンネルを走行するのですが、非常に線形が良いのとコーナーでも非常に速いスピードで駆け抜けていくため、本当に あっっっ! という間に感じられます。
のどかな田園風景が広がっていますが、この車両の車内アナウンス時のメロディーは、
「ふるさと」
なんとも哀愁を感じます・・
そんなメロディーと力強いディーゼルエンジンの音が心地いい・・
鳥取市内に入ると、見えてくるのは「鳥取車両基地」
ここには、山陰地方で活躍する車両が数多く止まっています。
スーパーはくとも、ひと休み中です
鳥取駅を過ぎると、そろそろ日本海が見えてきます
そして、終点の倉吉駅へ到着!
これにて、3時間半の快適な旅の終了です。
今回は、道中の車窓と智頭急行についてのご紹介でした!
次回、孤独な鉄道部第3回は、倉吉編をお送りいたします。
気長にお待ちくださいね!お楽しみに・・