近江八幡店:ニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦記
久しぶりの更新になります
近江八幡店のニュル林です。
今回はレース本番直前までの事をアップいたします。
ドイツ入り2日目!!久々に車両との再会です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが
3月に富士スピードウェイで行われたシェイクダウン時に
クラッシュをしてしまいました。
どんな風に復活をしているか楽しみにしていました。
STIの方々の頑張りもあり期待通り綺麗に復活をとげていました。
本当に大変だったと苦笑いされてました。
実は今回参戦したこの車両は2014年の改良バージョンです。
何としてもニュルに参戦すると言うSTIの執念を感じます。
さて、作業の方ですが…
まずは各部の増し締めから始めます。
車両の状態の再確認をしたりスポンサーのステッカーを貼ったり
タイヤ交換やブレーキ交換のトレーニングをしていました。
あっという間に夜になってました。
そして夜中はボディ屋さんに空気抵抗を減らす為の
コーティング施工をしてもらいました。
余談ですが…フロントガラス上部の黒いステッカーは私が貼りました!!
レース終了時にはワイパーで剥がれてましたけど…(笑)
3日目は朝からピットの設営と車検です。
車検と言っても皆様に受けて頂いているのとは違います。
レースのレギュレーションに適合しているかの検査です。
見事1発合格!!!
ひと安心です。
一方のピットの設営ですが…これも順調に進みました。
辰巳監督の話によるとこんなに順調に進んだことはないそうです。
日本のスバルファンからの寄せ書きを頂きました。
ピットに貼りました。
日本の皆さんの熱い想いはニュルまで届きました!
読むと勇気付けられました。
ありがとうございます。
少し時間が余ったのでサーキット内を散策にいきました。
他のチームのピットを見に行った後に
サーキット内にあるニュルショップに行きお土産を買いに行きました。
もう二度と行くことは無いと思いめっちゃ買っちゃいました。
ニュルに行った記念ですからね~
夕方からはピット作業のトレーニングに入りました。
4日目、5日目もトレーニング&取材です。
こんなにカメラを向けられたのは初めてです。
緊張しすぎて何を話したか全く覚えていません。
そしていよいよ本番に向け作業のポジション決めです。
コースが右回転なので左前に一番負担がかかります。
もちろん作業で一番注目されるのも左前です。
前回のニュルでのポジション決めは実際に作業をして
素早くそして正確に作業が出来るメカニックが左前の担当になりました。
去年は草津店の寺田さんが見事を勝ち取りました。
素晴らしいです。
私も左前が勝ち取れる様に練習をしてきました。
が、今回はじゃんけんでポジションを決めると言われました。
え!?マジ!!
4人が各タイヤ交換&下回り点検のポジションです。
残りの2人がタイヤの管理です。
絶対に4人に入ってやると意気込んでじゃんけんに挑みます!!!
ジャンケン ホイ!!!
結果は…負け!負け!!負け!!!負け!!!!
4連敗です。。。
タイヤの担当になっちゃいました。
夜も寝れなくなるくらいめっちゃ悔しかったです。
さすがにニュルに行くのにじゃんけんの練習はしてませんでした。
そんなに凹んでもいられません。
次の日には気持ちを切り替えて自分の出来ることに全力を尽くしました。
普段の業務では経験する事が出来ない
タイヤウォーマー(タイヤを温めるやつです)を着けたり
走行前の空気圧の調整や走行後の空気圧の測定、温度の測定、
タイヤの減り方の確認をします。
走行後のタイヤの温度って80℃~100℃近くまで上がるんです。
手袋無しでは持てません。
空気圧も走行前と走行後では100KPaほど上がります。
走行前の空気圧の調整はかなり重要です。
やってみると楽しかったです。
なんと言っても車が地面と接している唯一の場所がタイヤです。
かなり地味ではありますが重要なポジションであることに気がつきました。
お客様の車でもタイヤの空気圧管理は大変重要です!
乗り心地、タイヤの寿命、ブレーキの性能やコーナリング性能に
かなり影響してきます。
こまめな点検をお願い致します。
レース本番の事もアップしようと思いましたが
書きたい事がいっぱいありすぎて長くなりそうなので
今回はここまでにします。
ありがとうございました。
次回もお楽しみに!!!