2月1日は初代レガシィが発売された日です
初代レガシィは昭和から平成に時代が変わった1989年1月に発表、翌2月1日に発売されました。当時日本はバブル絶頂期で、「ハイソカー」と呼ばれる豪華で高級感のあるクルマが人気でした。そんな中、初代レガシィはSUBARUで初めて本格的な世界戦略車として開発され、クルマの本質である“走り”を追求した「ドライバーズカー」として登場しました。
レガシィは英語で「大いなる伝承物」を意味し、水平対向エンジンやAWDといったSUBARUならではの独自の技術を継承・発展させつつ、走る歓びを一人でも多くのドライバーに伝えていきたいという願いが込められたクルマでした。本物志向の世界戦略車として、エンジンや車体など、基本構造全てを刷新しました。その後30年にわたり、スポーツエンジンとして活躍した「EJ20水平対向エンジン」もこの時に開発されたものです。
そんなクルマとしての本質を磨いた初代レガシィは、発売の1か月前に米国アリゾナのテストコースで10万キロ世界速度記録に挑戦。平均時速223.345km/hの世界記録を樹立し、デビュー前から、その磨き抜かれた走行性能を世界に証明してみせました。
SUBARUを代表するクルマとして多くのドライバーに愛されたレガシィ。1995年には米国で人気のあったアウトバックをレガシィ グランドワゴンの名称で日本市場に投入。現在のレガシィ アウトバックにつながるモデルとなりました。
今でも、街中で初代レガシィとすれ違うと「あっ、BFや!」と視線を向け、「大切に乗ってくださいね」と心の中でつぶやいています。
それにしても、現行モデルのアウトバックやレヴォーグと比べると、サイズが小さく、スタイルがカクカクしていて、どこか男性的な雰囲気をまとっていると感じるのは私だけでしょうか?